「琉球大学病院連携施設
精神科専門研修プログラム」のご紹介
当院は、『琉球大学病院連携施設精神科専門研修プログラム』の基幹病院です。当研修プログラムの特徴は、大学病院、単科精神科病院、国立病院機構、離島の宮古病院、複数の県外研修施設と連携し、多種多様な研修を受けることができる点にあります。
琉球大学病院では、他院で難治とされた統合失調症や気分障害、神経発達症、摂食障害、高度な認知症診断・治療、身体合併症併存の精神疾患治療を行っています。専攻医は特に入院患者様の主治医を担当し、一人の受け持ち患者数は4-6名と多くはありませんが、患者様を丁寧に診療することで、精神医学の基礎を身につけるとともに、精神科医療における患者様への診察方法や接し方を学ことができます。また、グループ診療制を取り入れることで、指導医の診察方法を直接学び、困難な症例については相談しやすい環境を整えております。その他、週1回開催される多職種カンファレンスを通じて、他職種とのチーム医療を実践しています。
診療ガイドラインなど標準治療をベースにしながらも、診断や治療に難渋する症例も多く、皆で議論しリサーチを行うことで学会発表などにつながることも多々あります。病棟外では、リエゾン診療(他科コンサルト)への対応をリエゾンチームで行っており、専門医取得に必要な他科連携も十分に学ぶことができます。また、研究機関でもあり、様々な研究にも触れる機会があります。現在、技術革新により精神科医療は変曲点を迎えており、人工知能、遠隔診療、デジタルデバイスを用いた研究など、これまでとは異なる精神医学の発展を見ることができるでしょう。(大学院生も随時募集しています。)
連携施設としては、県内には医療法人社団志誠会平和病院、医療法人天仁会天久台病院、医療法人一灯の会沖縄中央病院、医療法人タピック宮里病院、医療法人陽和会南山病院、独立行政法人国立病院機構琉球病院、沖縄県立宮古病院があります。各施設の特色に応じて、専攻医が研修ローテーションを総合的に選択することができます。また、県外では岩手医科大学(岩手県)、杏林大学(東京都)、国立精神・神経医療研究センター病院(東京都)、魚沼基幹病院(新潟県)と連携しています。(誌面の関係上、各施設の特徴は割愛させていただきます。)
また、専攻医には様々な研修機会を提供したいと思っており、2026年度研修開始の専攻医プログラムより県内外の連携施設を増やしていく予定で調整をすすめておりますので、専攻医を目指す皆様は楽しみにしておいてください。本研修プログラムを通して、精神医学・医療全般を学び総合的な精神科診療が可能な精神科専門医及び精神保健指定医の取得を目指します。「力のある精神科医になりたい」と思う臨床研修医・医学生の皆さんの応募を心よりお待ちしております。
精神科専門医研修プログラム
後期研修プログラムで取得可能な資格
● 精神保健指定医
● 精神科専門医(日本専門医機構)
●臨床精神神経薬理学 専門医
●日本老年精神医学会 専門医
合格実績
●精神保健指定医
2015~2019年 16名中16名合格
●日本精神神経学会 専門医
2015~2020年 17名中17名合格
■ 基幹施設都道府県名 | 沖縄県 |
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■ 基幹施設名 | 琉球大学医学部附属病院 |
■ プログラム名 | 琉球大学医学部附属病院連携施設 精神科専門医研修プログラム |
■ プログラム冊子 | PDF「琉球大学病院連携施設精神科専門医研修プログラム」を見る |
■ 研修年限 | 原則3年間 |
■ 募集人数 | 6名 |
■ 応募資格 | 初期研修を修了し、精神科専門医を志している者。 |
■ 選考方法 | 書類審査および面接 |
■ 応募先 | 当講座ホームページの専攻医募集フォームにて |
■ 問合せ先 | 電話 098-895-1157(直通) FAX 098-895-1419 当講座ホームページ 「問い合わせ」フォームより メールアドレス 医局長 座間味まで |
医師(専攻医)は当専門研修プログラムへの採用後、
研修施設群のいずれかの施設と雇用契約を結ぶこととなります。
本専門研修プログラムは、日本精神神経学会による一次審査を通過したものであり、今後日本専門医機構による二次審査を踏まえて修正・変更があることを予めご承知おきください。
入局に関するお問い合せ
〒903-0215沖縄県西原町上原207 琉球大学大学院医学研究科精神病態医学講座内 入局案内担当係宛
E-mail:ryukyupsychiatry@gmail.com